暑くなって夏らしい季節になって来たと思えば、台風まで…。
今週は真夏を告げるような暑さからはじまり、台風で週末を迎える事になりましたね。
大きな災害にならなければ良いのですが…。
昨年、広島であった土砂災害。
ちょうど直撃する可能性がある中、無事に台風が過ぎるのを祈るばかりです。
さて、先日、クリストファー ノーラン監督のバットマン3部作がCSで特集をしてました。
もちろんこの映画はファンでDVDも買っているし、何度も見てしまう映画。
この映画には、忍耐と信念、正邪の矛盾、人の心を信じる力、自己犠牲と絶対性の脆さなど、人間の心の描写を上手に表現しいて、2時間半以上の内容ですが、あっという間に時間が過ぎていく感じ。
ただ3部作を全部見るのはちょっと大変ですが…。
その最初のビギンズをひさびさに見て、再び考えさせられました。
息子ブルース(のちのバットマン)が幼少の時、古井戸に落ちて、父親が助け、闇とコウモリに対して、トラウマを感じている時に(ストーリーはもう少し入り組んだ感情がありますが、ここは単純に…)息子ブルースに「人はなぜ落ちるのか?」(Why do we fall? )それは「這い上がるため」(So that we can learn to pick ourselves up.)と諭す場面があります。
人はなぜ落ちるのか…。
這い上がるため。
この当たり前で、何気ない話なのですが、落ちたら這い上がれ!と励ましているのではなく、もっと違う意味を感じてしまうのです。
人は落ちたときに、その人の真価がわかってくるといわれます。
師も「政治家と聖人は貶したときにその人の真価がわかる」といわれたことを思い出します。
この「人はなぜ落ちるのか…。」この台詞は、「落ちたおまえは、どう這い上がる?」と聴いているように思えるのです。
それは、第2部のバットマン・ダークナイトでは、ヒーローである地方検事のハーヴェイ・デントがジョーカーに陥れられてしまった後の姿は、どう這い上がってくるのかに繋がってくるところでもあります。
そして、「這い上がるため」という答えは、這い上がり方で人の真価の結果を示すものと思うのです。
映画を見ていない人にとっては訳がわからないですよね。
見ていない人は是非、この夏にエアコンが効く部屋でゆっくりとご覧くださいね。
バットマンには気になる台詞がいっぱいあります。
たとえば、「人の本性は行動で決まる」(It’s what you do that defines you.)
この言葉も大切な言葉で、このシチュエーションもグッとくる場面です。
そして、「『正義』と『復讐(ふくしゅう)』は違う」の言葉。
あ~きりがないので、この話はここでおしまい。
今日は台風らしい天気で突然雨が降ってみたり、太陽がのぞいてみたり。
その隙間を縫って虹が出ていましたので写真を撮ってみました。
本当は2重の虹だったんですが、もう一重がみえてませんね…。
でも久々にくっきりした虹でしたので、皆さんにきれいのお裾分け。