先々週末学会が北海道でありました。

たくさんの人が訪れたのでしょう。

どこに行っても学会参加者みたい。

見たことあるような人であったり、この業界の人だなぁ?ってわかる風貌。

せっかく大きな大地の北海道でも、集まるところが決まっているので、

見知らぬ街角で、顔見知りの空間。

安心するような…ジャーニー気分は全くないかも。

 

タクシーの運転手さんもお店の人も街の人みんな親切。

案内する人の相手を気遣う姿に、都会とは違う雰囲気と田舎にもないオープンな人柄。

みんな親切だなぁ?と感じました。

 

時々、タクシーに乗って移動。

運転手さんにそのことを伝えると、札幌はいろんな人が集まってできた街。

お互い様なんだよね?と。

 

そして、「北海道は本土の人たちが「バブルがはじけた」や「リーマンショック」と言っていた時も、ずっと不景気だったんだよ」

「だから景気がどうのこうのなんてなんとも思わない」と北海道の現状を話してくださった。

 

観光でしか訪れない私たちは、マッサンブームや動物園の流行でしか街を見ていないんだと考えさせられる。

 

街には人がいて、そこで生活し日々の営みが続いている。

そして、人々が街で暮らすことで街の雰囲気が作り上がり、街の個性が形成されていく。

地域づくりと言っても、組織が作っていくのではなく、そこに住む人々によって作られていく。

人づくりが地域づくりになっていくのでしょう。

 

その人づくりが教育であって、地域での教育を推し進めているのが公民館でありとりわけ社会教育の意味となってくるのです。

 

時々、公民館の存在を軽んじる発言や否定的に言う人がいます。

確かに、活動しない公民館に対してはそれに匹敵するでしょう。

しかし、否定するのではなく、すべきことを促すことの方が専門性を認めることであるし、そもそもそうした考えが専門職連携としての視点であるのではないかと思うのです。

 

時に、何でもかんでも“自分が!”という考え方になってしまいますが、相手に任せることも大切なのではないだろうか…。

そういう私自身が“自分が!”としてきた反省も込めて感じることなのです。

 

話は逸れまくってしまいましたが、北海道に行ってきて感じたこと。

それは、街は人が作っているんだなぁということ。

そう感じたのは、出会う人一人ひとりが優しく、相手を思っての言葉が伝わってくること。

そして、心に残っているのは人が織りなす美しい風景とその街で出会った人々の心でした。

 

あれ?

学会でどうだったかがないですね…。

もちろん、感じ入ることがたくさんありましたよ。

でもそれはまたの機会で…。