自分の考えに固執してしまう私が、歳を重ねるごとに、もしかすると大切な言葉なのかもと思う言葉があります。

それは、「諦める」と言う言葉。
この言葉は、あまりいい言葉ではないですよね。
もちろん、諦めることはしたくないのが私の信条。
なので、ギリギリまで粘るし、執着して生きています。
ただ、諦めるのではなく、諦める?ことが大切なのだと想うのです。

文章になってませんね…。
言うなれば、物事に執着することを切り捨てるのではなく、自分の物の見方に執着せず、新たな視点を持って、さらにその課題に取り組むために諦めるのだということなのです。

では、どういう意味なのかをつぶやいてみようと思います。
それに類似する言葉に「しょうがない」「仕方ない」という言葉もあります。
そして、歳が増すごとに、気づくことがある。
その「しょうがない」や「仕方ない」と諦めることが増えていくこと。

なんていうか…こういう言葉は、後ろ向きというか…やる気がないというか…。
そんなイメージがする言葉。

これが口癖になってしまうと、周りの人の元気さえ奪いかねない言葉でもありますよね。
特に、頑張っている人には、この言葉は敗北者のようであったり、努力しない人のように聞こえてしまう言葉でもあるかと思います。
ただ、頑張る力が出ない時や命のエネルギーがないとき、また頑張りきって、やりきった時には、少し楽にしてくれる言葉でもあるし、時に清々しさにも通じる。

頑張って頑張って、限界で押しつぶされそうな時に出る言葉と、努力せずに何もしないで、やらない理由で出る言葉。
同じこの言葉でも、その違いは、人が前に進むのか、その場に留まり後退するのかの違いがあるほど同じ言葉であっても、心の中には大きく違いがある。

「諦める」という言葉も同様の意味があると思うのです。
万策尽くして、手を尽くしきったとき、また行き詰まった時に、この「諦めること」で効果が出てくる。

諦めるという言葉の語源は…。
そこから見えてくるものは…。

次回は、介護者の心理ステップに当てはめて諦めることについてつぶやきます。