今月の初めに放送されたスーパープレゼンテーションを皆さんは見られましたか。
ボストン・フィルハーモニック・オーケストラを立ち上げたベンジャミン・ザンダー氏のお話でした。
クラッシックのお話しから、仕事をする私たちの想いや一人の人としての想いまで、ほんの25分間のスピーチでしたが、1時間も2時間もの時間を費やして聞いたほど心がいっぱいになりました。
そのお話の中で、1~2そのお話から感じたことを語ってみたいと思います。
今回は、長くなるので、2回に分けてつぶやいてみます。
さて、ザンダーは、「指揮者となって20年を過ぎころ、演奏者は音楽を奏でて自己を表現し相手に音楽で想いを届ることができる。しかし指揮者であるザンダーは何をしているのだろう?そして自分は何なのだろう?と悩んだ」と話されました。
そして「悩んだ先に気づいた事は、自分は演奏者の目を輝かせること。みんなの持っている力を引き出す事が自分ができる事なのだ」と。
私たちが行う援助の仕事は、悩みを代わってあげる事もできなければ、問題を取り除いてあげる事さえできない。
できる事はザンダーが言うようにクライアントが元々持っている力を引き出すことや問題に向き合っていく勇気を持てるように励ますだけです。
ザンダーが話した内容はまさに私たちが背負う悩みに対しての答えだったように思いました。
そして、アウシュビッツから生還された女性から聞いた話として、彼女は15歳の時に両親を失い残った8歳の弟と2人だけ。彼女はアウシュビッツに向かう列車の中で弟が靴をなくしたことから、「あなたは何てバカなの!自分の事もできないで」と叱る。しかし、それが弟と最後の言葉となった。そして彼女はもしアウシュビッツから生きて出られたら誓いを立てました。「それが最後の言葉になったとしたら耐えられないようなことを、もう絶対にいわない」と決めたそうです。
ザンダーは、「私たちはそれができるだろうか。難しいですよね」と問いかけます。
「私たちは、自分をよく言うし、他人を悪く言う。でもそれが長く残ることもある・・・」。
このお話は個々で終わります。
自分の身にも後悔の言葉はたくさんある。
この世の最後の別れになったしまった人とも後悔となった会話もある。
それは、自分にとって大きな反省であり、取り返しのつかない事でもある。
反対に、自分には全く謂われのないことを讒言され、それをいろいろな人に嘘や讒言を言いふらされて切ない思いをしました。
そして、それは今も・・・。
胸が裂けるほどの悔しさがある・・・。
でもそれに対してどうしてったら良いのか・・・。
つづく・・・。