だから原点を忘れてはいけないのだと思うのです。
いつも原点は何かを考えて行きたいですね。
原点とは何かを忘れた者は、亡者となり、やがては自身の積み上げてきたものさえも自身で壊してしまう。
しかし、残念なことにそうした亡者は壊れるまで自分では気づかず、落ちてどうしようもなくなった時、初めて自分を支えてくれた人が誰も自身の周りに人がいなくなったことに気づく。そして、気づくと自身の周りは愚痴と文句、そして利己的な亡者の集まりの中にいて、その一員として自分の名前が連なっている。
恩を忘れた人は一生虚しい人生を送ると私の師匠は教えてくださったが、まさに、その後は虚しさでいっぱいになっているか、亡者の姿に変わり果てるのでしょう。
それでも自身の正当性を訴えてみたり、自身は正常であることを訴えようと、頑張って自身がやって来たことを声を大にして訴え、こうなってしまったのは、周りの誤解だとか、自身の問題ではなく他者の問題と、人のせいにしている忘恩の者の声は届かない。
その声が届くのは同じ忘恩の者の耳にしか届かない。
だから、さらに自身の周りには亡者や忘恩の者しか集まらない。
虚しい話です。
だからこそ、自身を見つめ続けてくれる真の友の存在は大切であるし、自身を育て叱ってくれる恩師の存在は何よりも重要なのです。
つづく…。