スーパームーンは今日だった…。
その今日は9月9日トルストイの誕生日とのこと、現在生きていれば186歳だそうです。
いつかの年金不正受給問題の話の様ですが…。
このトルストイの作品にアンナ・カレーニナがありますが、今から10年ほど前に只単に内容も知らずソフィーマルソーが主演だと言うだけで見た映画ですが、凄い内容で、ソフィーマルソーに至っては最高の演技だったと思い出します。
さて、そのトルストイは「何の試練も受けていない者は、試練を受けている人に、何も教えることはできません」と…。
昨日、今日と飯綱町と山ノ内町を高速道路で往復する中、月を見上げながらフッと頭を過ぎることがありました。
それは私の祖父のこと。
板前だった祖父(信州の名工調理師部門の第一号)は、よく「調理師でありながら出来合のものを恥ずかしくもなく自分で作ったように出すなんて職人じゃないし、板前全員の質を下げるようなものだ。そんな板前は板前じゃない。与太前だ(与太=いいかげんなこと、でたらめなこと)」と。
こんな事をよく聞かされていた私は、専門職とは職人なんだと。
職人はあくまでも自身の技術を磨き、それを相手のために、尽くすものなんだと。
そして、職人としてのプライド(誇り)をもって、譲れないものを持つものなんだと教わった。
そのことが、今の自分を一刻者として作り上がった基のような気がする。
先ほどのトルストイの言葉に反応するのもそういう感覚が命に刻まれているからなのかも。
それだけでなく、実際の祖父の行動からもそれがわかるのです。
その話はこの次に…。