宅老所をはじめてから毎朝目を覚ますと「あ!給与どうしよう!」そう思って目を覚まします。
これは、ちゃんとスタッフに給与が出るまで続きました。
給与と賞与・・・。
それを稼ぐために、公民館での啓発や専門職向けの講義をたくさんやってきます。
何件も掛け持ちの講義と宅老所の仕事。
ヘトヘトになりながら宅老所に帰ってくると、スタッフから「お疲れ様!」「おかえり!」の言葉。
変な話、自宅へ帰るよりも癒やされる。
それでまた、頑張って外でのお仕事・・・。
もう限界って所まで働いたとき、スタッフの一人から「何でも一人で抱えないで、もっと私たちにも背負わせて下さい」って。
このとき、初めてチームとは何なのか。
“共々に”という言葉の意味を身で感じました。
スタッフは宝ですね。
気づくと私はスタッフに支えられていたんですよね。
考えてみれば、今もそうなんです。
宅老所での収入がほとんどのこのもくれん。
彼らが頑張って仕事をしているから私の給与も出るんですよね。
ある意味、私は彼らから給与をもらっているんです。
彼らが、働いてくれなかったら給与は出ないんですよね。
そんなスタッフに支えられてもくれんは10年を迎えられたんですね。