間違っていることを間違っていると言うことはとても勇気がいります。
そして、その想いを貫き通して行くには勇気だけでなく覚悟も必要です。
TVドラマのリーガルハイ1の第9話に絹美村の公害訴訟のお話しがありました。
そのドラマの佳境の部分で、堺雅人の長い台詞で有名な、やりとりがありました。
そのやりとりは以下の通り・・・。
村人:具合が悪いのにみんな頑張ってきたんだぁ。
古美門:だから何だってんだぁ!だから労わってほしいんですか?だから慰めてほしいんですか?だから優しくされたらすぐに嬉しくなってしまうんですか?
先人たちに申し訳ないとは、子々孫々に恥ずかしいと思わないんですか?
何が南モンブランだ。絹美村は本物のモンブランより遥かに美しいと、どうして思わないんですか!
誰にも責任を取らせず、見たくないものを見ず、みんな仲良しで暮らしていけば楽でしょう。
しかし、もし誇りある生き方を取り戻したいのなら、見たくない現実を見なければならない。
深い傷を負う覚悟で前に進まなければならない。
戦うということはそういうことだ。
愚痴なら墓場で言えばいい!と・・・。
想いを主張することや戦うことはそれだけ大変なことなんだと・・・語る主人公の古美門弁護士。
しかし、その反面、人の悪口や噂話を話す時はなんら勇気も周りに対しても気遣いは全くなく簡単に口にしてしまう。
それは、人のことを言っているだけでなく、もちろん自分自身もそうだった。
そこには虚栄心や慢心がついて回っていたのだと思う。
言われない悲しい言葉も、嘘の噂話も、それを聞いた人は、本人に確認もせず信じてしまうことも、その人の尊厳も人権も意識しないで踏みにじる事なんだと考えさせられた。
昨日のつぶやきと今日のつぶやき・・・。
最近、心の中で張り裂けそうな思いに駆られたときに出会ったザンダー氏の話や古美門弁護士の言葉は私自身に勇気と反省と新たな気づきをもらえたお話しでした。
相手のことを思う事。
そして、その人権を守るためには、傷つきながらも戦う勇気と覚悟が必要なんだと思う。
さて私はこれからどうしていったら良いのか。
自分のスタイルを少し変えるいろいろな気づきを得た初冬の風でした。